歯車の設計
17 歯車を用いた機構
17.2 ハイポサイクロイド機構
歯数差の少ない内歯車と平歯車においても、適当に歯車を転位させることによって干渉をさけることができます。内歯車の歯数 |
表17.3 少歯数差の内歯車と平歯車 |
(m = 1、α = 20°) |
z 1 | 49 | 48 | 47 | 46 | 45 | 44 | 43 | 42 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
x 1 | 0 | |||||||
z 2 | 50 | |||||||
x 2 | 1.00 | 0.60 | 0.40 | 0.30 | 0.20 | 0.11 | 0.06 | 0.01 |
αw | 61.0605° | 46.0324° | 37.4155° | 32.4521° | 28.2019° | 24.5356° | 22.3755° | 20.3854° |
a | 0.971 | 1.354 | 1.775 | 2.227 | 2.666 | 3.099 | 3.557 | 4.010 |
εα | 1.105 | 1.512 | 1.726 | 1.835 | 1.933 | 2.014 | 2.053 | 2.088 |
これらの歯車において、インボリュート干渉とトロコイド干渉はおこりませんが、トリミングはおこりますから、歯車をかみ合い位置へ移動するには、軸方向に移動しなければなりません。 この少歯数差の転位内歯車は、ハイポサイクロイド機構として使えば、1段で高い減速比を得ることが可能です。 そのときの速度伝達比は
このとき、速度伝達比は-30になります。 |
||
|
こちらの技術資料は冊子カタログ3013(2015年)当時のデータであり、一部データが古い場合があります。最新情報は最新カタログでご確認下さいますよう、お願いいたします。
KHK総合カタログ 2023
「選定しやすくリニューアル」をテーマに各種ラック&ピニオンの充実、潤滑システムの新規取り扱い、締結シリーズの拡充など、
新製品を含め200品目、30,000種の歯車を収録した新総合カタログ「KHK2023」をご用意しました。
最新版 2023/6/21現在 ≫お申し込みはこちら |
KHK製品のカタログ記号で検索