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歯車中級編
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Home | KHK歯車大学 | 歯車技術資料 | 歯車中級編 | 歯車の騒音と対策

10 歯車中級編
歯車の騒音と対策


歯車の騒音は、いろいろな原因により発生します。特に、歯車を高負荷、高速度で運転するとき、歯車の騒音と振動は大きな問題となります。この歯車の騒音を小さくする為の対策をまとめました。これらの点に注意して、歯車装置の設計を行なえば騒音を減少させるのに効果があります。


(1)良い精度の歯車
ピッチ誤差、歯形誤差、歯みぞの振れ、歯すじ方向誤差などを小さくすることによって騒音は減少します。
歯車研削は精度向上のほかに、歯面粗さも改善されますから、さらに効果が期待できます。
(2)小さい歯面粗さ
歯車研削、ラッピング、ホーニングなどのほかに、適当ななじみ運転も効果的です。
(3)正しい歯当たり
クラウニングやレリービングにより片当りを防げば、騒音は低減します。
適切な歯形修整も効果的です。
歯面や歯先の打こんは取ります。
(4)適切なバックラッシ
伝動トルクに脈動があるときは、たたき音がでやすいので、バックラッシは小さくするのが効果的です。
一般的には、バックラッシは大きいほうが、問題をおこしません。
(5)大きいかみあい率
かみあい率は大きいほど静かです。正面かみあい率を大きくするには、かみあい圧力角を小さくするか又は、歯のたけを高くする必要があります。
重なりかみあい率を大きくすれば、かみあい率も大きくなりますから、平歯車よりははすば歯車、すぐばかさ歯車よりはまがりばかさ歯車のほうが静かです。
(6)小さい歯車
モジュールを小さく、歯車の径も小さくします。
(7)高い剛性
歯幅を広くして、剛性の高い歯車形状にします。
軸や歯車箱も剛性を高めます。
(8)振動減衰率の高い材質
軽負荷、低速回転であれば、プラスチック歯車は効果的ですが、熱の発生に注意が必要です。
鋳鉄製の歯車は、鋼製の歯車よりも騒音を小さくするのに効果があります。
(9)適切な潤滑
適当で充分な潤滑を行ないます。
粘度の高い潤滑油のほうが、比較的に騒音は小さくなる傾向にあります。
(10)低速回転・低負荷
歯車は低速回転・低負荷であればあるほど騒音は減少する傾向にあります。

こちらの技術資料は冊子カタログ3008(2001年)当時のデータであり、一部データが古い場合があります。最新情報は最新カタログでご確認下さいますよう、お願いいたします。


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