かさ歯車の精度の紹介
7 歯車の精度
7.2 かさ歯車の精度
かさ歯車の精度に関しては、JIS B 1704:1978に規定されていますから、ここでは、この規定にそって説明します。
この規格においては、かさ歯車の精度を0~8級までの9等級に分類しています。
歯車の許容誤差に関しては、次の4項目を規定しています。
(1)単一ピッチ誤差
(2)隣接ピッチ誤差
(3)累積ピッチ誤差
(4)歯溝の振れ
これらの許容誤差の用語の意味は、平歯車及びはすば歯車の精度のものと、ほぼ同じです。
この規格においては、かさ歯車の精度を0~8級までの9等級に分類しています。
歯車の許容誤差に関しては、次の4項目を規定しています。
(1)単一ピッチ誤差
(2)隣接ピッチ誤差
(3)累積ピッチ誤差
(4)歯溝の振れ
これらの許容誤差の用語の意味は、平歯車及びはすば歯車の精度のものと、ほぼ同じです。
(1)単一ピッチ誤差
隣り合った歯の平均円すい距離におけるピッチ円上の実際のピッチから、その正しいピッチを引いた値。
(2)隣接ピッチ誤差
平均円すい距離におけるピッチ円上の隣り合った二つのピッチの差の絶対値。
(3)累積ピッチ誤差
平均円すい距離におけるピッチ円上の任意の二つの歯の間の実際のピッチの和から、その正しい値を引いた値。
(4)歯溝の振れ
玉などの接触片を、平均円すい距離における歯溝の両側歯面にピッチ円付近で接触させたときのピッチ円すいに直角な方向における位置の最大差。
表7.1には、単一、累積ピッチ誤差、歯溝の振れ許容値の計算式を示します。
表7.1 単一、累積ピッチ誤差、歯溝の振れ許容値の計算式(μm)
等級 | 単一ピッチ誤差 | 累積ピッチ誤差 | 歯溝の振れ |
JIS 0 | 0.4W +2.65 | 1.6W +10.6 | ![]() |
1 | 0.63W +5.0 | 2.5W +20.0 | ![]() |
2 | 1.0W +9.5 | 4.0W +38.0 | ![]() |
3 | 1.6W +18.0 | 6.4W +72.0 | ![]() |
4 | 2.5W +33.5 | 10.0W +134.0 | ![]() |
5 | 4.0W +63.0 | - | ![]() |
6 | 6.3W +118.0 | - | ![]() |
7 | - | - | ![]() |
8 | - | - | ![]() |
| ここに、 | W:公差単位![]() |
隣接ピッチ誤差の許容値は単一ピッチ誤差の許容値のk倍と規定されています。
表7.2にkの値を示します。kの値は、単一ピッチ誤差の許容値の大きさによって変わります
表7.2にkの値を示します。kの値は、単一ピッチ誤差の許容値の大きさによって変わります
表7.2kの値
単一ピッチ誤差(μm) | 隣接ピッチ誤差k |
70以下 | 1.3 |
70をこえ100以下 | 1.4 |
100をこえ150以下 | 1.5 |
150をこえるもの | 1.6 |
これら歯車の許容誤差のほかに、かさ歯車素材の寸法及び角度の許容差、振れの許容値なども、次の8項目について規定していますが、ここでは詳細な説明は省略します。
- 歯車素材外径及び外端歯先円から基準背面までの距離の許容差
- 歯車素材の歯先円すい角の許容差
- 歯車素材円すい面の振れの許容値
- 歯車素材側面の振れの許容値
- 歯車素材背面のそりを調べるすきまゲージの寸法
- 歯車素材軸の振れの許容値
- 歯車素材穴の直径不同の許容値
- 歯当たり
このなかで特に重要であるのは、8の歯当たりです。
他の歯車精度がよくても、歯当たりが悪いかさ歯車は、充分にその性能を発揮することができません。
他の歯車精度がよくても、歯当たりが悪いかさ歯車は、充分にその性能を発揮することができません。
こちらの技術資料は冊子カタログ3013(2015年)当時のデータであり、一部データが古い場合があります。
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