バックラッシ調整機構

一対の歯車がスムーズに無理なく回転するには、バックラッシが必要です。バックラッシとは、一対の歯車をかみ合わせたときの歯面間の遊びのことです。
ここではバックラッシを小さくする製品をご紹介いたします。

バックラッシの調整方法

バックラッシ調整機構 対応製品

複リードウォームギヤ

テーパラック&ピニオン

バックラッシ調整の原理

ウォームの右歯面リードと左歯面リードに差をつけて製作すると、そのリード差分歯厚が連続的に変化する歯形形状となります。(図1) また、ウォームホイールもウォームに合わせて左右の歯面を製作しますが、円筒歯車のため全ての歯が等ピッチ(同一歯厚)になります。 このようなウォームとホイールを組立距離一定でセットして、ウォームを軸方向に移動するとかみ合い部のウォームの歯厚が変化し、バックラッシの調整が可能になります。
テーパギヤ(平歯車及びテーパラック)
テーパギヤは、別名をコニカルギヤ(conicalgear)ともいいます。
テーパギヤは歯を連続的に転位して円すい状にした歯車ですから、連続的に歯形/歯厚が変化します。
テーパ平歯車の歯形を右図に示します。
テーパギヤを軸方向に移動すればかみ合う歯の歯厚が変わりますから、バックラッシを調整することができます。テーパギヤを軸方向に移動するには、シム調整による方法がシンプルで確実です。
テーパギヤは、かさ歯車とは異なり、軸方向に移動しても歯当たりが変わらない長所があります。

バックラッシ調整動画

再生時間 24秒
バックラッシに関するよくある質問を記載しました。

歯車のバックラッシ

(1)円周方向バックラッシ ( j t)
相手歯車を固定し、一方の歯車をかみ合い歯面から反かみ合い歯面が接触するまで回転できるピッチ円上の弧の長さのこと。
(2)法線方向バックラッシ (j n)
一対の歯車のかみ合い歯面を接触させている場合の反かみ合い歯面間の最短距離。歯直角方向のバックラッシのこと。
(3)角度バックラッシ (jθ)
相手歯車が所定の位置で固定されたとき、一つの歯 車が動くことができる角度の最大値のこと。
(4)半径方向の遊び (j r)
かみ合い側歯面と反かみ合い側歯面とが接触するようにしたときの、所定の中心距離からの減少量(移動量)のこと。
Q.バックラッシは無くても良いですか?
Q.バックラッシを無くしたいのですがどうしたら良いですか?
Q.バックラッシの簡単な調整方法を教えて下さい。
Q.カタログ記載のバックラッシはどの方向ですか?

バックラッシ調整機構 対応製品

複リードウォームギヤ

テーパラック&ピニオン

歯車技術資料

初心者や実務者に分かりやすく写真を使ってご紹介している歯車ガイドブック「歯車ABC」
設計者や技術者の方に設計時に使用する歯車資料をご用意しました。
詳細は歯車技術資料をご覧ください。
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