3.ウォームギヤの全長寸法許容差
■ウォームギヤの効率 ウォームギヤの伝達効率は、組立状態と潤滑油等で多少変化しますが、ウォームから駆動される場合のウォームホイールの伝達効率(軸受損失及び潤滑油のかくはん損失を除外する)は、およそ30~90%となります。下記にKHK標準ウォームギヤの伝達効率表を示しますので、参考値としてご利用ください。詳細は、歯車技術資料の「円筒ウォームギヤの強さ計算式」に計算式がありますのでご参照ください。 ■ KWGDL・KWGDLS/AGDL ウォームギヤの効率% ■ KWG/AG・AGF ウォームギヤの効率% ■ SWG/AG ウォームギヤの効率% ■ SW、SUW/CG、BG、PG ウォームギヤの効率 組立、荷重、潤滑、回転数などの状態により多少異なりますが、およそ下表の値です。 ■ウォームギヤのセルフロック ウォームホイールからウォームを回転させることができない場合をセルフロックといいます。セルフロックする要素は、ウォームギヤの材料、進み角、加工の精度、軸受の種類、潤滑油等があります。 このように、いろいろな要素があるため必ずしも進み角だけで決まることではありませんが、普通は一条のウォームで進み角4 ゜以下でセルフロックが作用します。完全な逆転防止が必要な場合は他の制動機構等を併用してください。